おぼろ昆布は、一枚の昆布の平面をカンナをかけるように削ったものです。
削ったものを見ると帯状で、とろろ昆布の見た目がふわふわだとすると、おぼろ昆布はひらひらな見た目です。
透けるほど薄いそれはまさに「おぼろ」。職人が一枚一枚手で削っています。
昆布本来の繊細で甘みのある、上品な味わいが楽しめます。
おぼろ昆布として削る為には、肉厚で傷の少ない良質な昆布である必要があります。
その為使われる昆布は等級の高いもの。さらにそれを職人が熟練の技で一枚一枚削るので、とろろ昆布に比べ高価になります。
藤本乾物ではおぼろ昆布職人でもある店主が、実演販売を行なっています。(不定期)
店頭に店主の姿が見えた時は、ぜひ、おぼろ昆布職人の腕前をご覧下さい。